私は髪質を保つために、毎日欠かさずトリートメントをしています。
トリートメントはドラッグストアで購入できるような手ごろな価格のものですが、そのときの髪の毛の状態や、なりたい仕上がりによってどういうものが最適なのか、じっくりと選びます。
私の場合は、美容師さんいわく「キューティクルがしっかりしている」とのことで、傷みにくくはありますが乾燥やダメージですぐ硬くなってしまいます。
また、そのキューティクルが悪さをするのか、すぐに元に戻ってしまうスタイリングのしにくい髪質です。
そのため、ハリ・コシを出すタイプのトリートメントは余計に髪が硬くなってしまいますし、重みが出すぎてもスタイリングのしにくさが増すだけなので、極度なしっとりタイプも向きません。
柔らかくサラサラとした髪に憧れているので、少しでもそれに近づけるように、必ずクチコミを調べて、このトリートメントがどういう仕上がりになるのかということをチェックしています。
また、週1回はヘアマスクを使っています。
これは髪の毛のケアと、シリコンなどで髪の毛をしっかり保護するために、スペシャルケアとして使っています。
そして、私が一番重要視しているのはシャンプーです。
ヘアケアというとどうしてもトリートメントに目がいきがちなのですが、シャンプーこそ、毎日欠かさず使うものなので、こだわるべきところなのです。
私がシャンプーを選ぶうえで必ずチェックしていることは、ノンシリコンであるか、洗浄成分は髪の毛と頭皮に優しいものなのか、という点です。
シリコンというものは、髪の毛にとって悪いものではありません。
髪の毛をコーティングしてくれて、ダメージや静電気から守ったり、ツヤを与えてくれる効果があります。
では、私がなぜノンシリコンシャンプーを選ぶかというと、シリコン入りのシャンプーは洗浄力が強すぎるからなのです。
安価なシャンプーには、主に硫酸系の洗浄成分が配合されています。
これは、安価ではありますがかなり洗浄力が強く、つまり脂を洗い流してしまうのです。
必要な脂が流されてしまうので、当然髪はきしんでしまいます。
これが、ノンシリコンシャンプー=きしむ、という認識につながっていると思います。
このきしみをごまかすために、シリコンが配合されているシャンプーが多いのです。
そのため、使い始めは何ともなくても使っていくうちに必要な脂が洗い流されて髪や頭皮が乾燥していき、どんどん髪が硬くなり頭皮が荒れてきてしまいます。
つまり、傷んでしまうのです。
どんなにトリートメントをしても、シャンプーで髪を傷めつけてしまったら意味がないですよね。
じゃあノンシリコンシャンプーなら何でもいいのかというと、そういうわけでもないのです。
前述したとおり、強すぎる硫酸系洗浄成分を配合したシャンプーからシリコンを抜いただけのようなものもたくさんあります。
そのようなものを使っても、シリコン入りシャンプーを使っているのと何も変わりません。
そこで注意して見ているのが、髪の毛と頭皮に優しい洗浄成分なのか、ということなのです。
私が選ぶのは、ベタイン系か、ベストはアミノ酸系の洗浄成分が配合されたシャンプーです。
これらは洗い上がりがマイルドで、さっぱり感はないかもしれません。
ですが、頭皮と髪の毛に優しいので少なくとも傷めるようなことはありません。
何より、美容師さんがオススメするのはアミノ酸系シャンプーなのです。
私はシャンプーをするときは、まず2分程度はシャワーで予洗いをします。
よく、洗い上がりが優しいシャンプーに変えると頭皮のニオイが気になる、べたつく、という人がいますが、そういう人は予洗いが足りない場合が圧倒的に多いです。
今まで洗浄力の強いシャンプーを使っていた人は、そんなに気を使って髪を濡らさなくてもシャンプーは泡立ってくれていたかもしれません。
でも、洗い上がりが優しいシャンプーになると、泡立ちが悪くなったり、汚れが落としきれなかったりしてしまいます。
そのようなことにならないために、しっかりとした予洗いが必要なのです。
髪の汚れというものは、実はシャワーだけの予洗いでほとんど落ちるのです。
ですが、予洗いが足りないと汚れを落とすことができません。
さらに、髪は水を弾く性質があります。
ですから、髪も頭皮もしっかり濡れていない、さらに汚れがついた状態でシャンプーをつけても、泡立ってくれないし汚れも落としきれないのです。
台所のスポンジを思い出してください。
濡らさなければどんなに洗剤をつけても泡立ってくれません。
充分に濡らして泡立ったスポンジでも、汚れがひどければ泡も消えてしまいますし汚れもすっきりとは落ちにくいと思います。
シャンプーでも同じことです。
毎日欠かさずトリートメント、そしてスペシャルケアで週1回のヘアマスク。
そして何より、髪の毛と頭皮に優しいシャンプーを使って、髪の毛や頭皮を傷めずに汚れを落としてあげること。
これが、私が髪質を保つために行っていることです。